2014年12月30日火曜日

〈からす〉の共演

 ことばとは、行動である。(スタニスラフスキー)

 こちらの更新が滞っていました。2014年も明日まで、という12/30の夜に書いています。ぼくは今日がいちおう仕事納めでした。「いちおう」というのは、今年もまた残してしまった宿題がイロイロあるから… 年末はあまりの多忙さに年賀状にもまったく手がつけられていない状況で、この際、開き直って、お正月の挨拶ではなく、お正月の様子を知らせる媒体にすれば面白いんじゃない? なんて思いついているところです。まー、ようは言い訳です。


 いろいろお伝えしてきたとおり(詳しくは「道草の家・ことのは山房」のサイトをご覧ください)、この12月、絵本『からすのチーズ』を無事に発売することができました。どんな本なの? をじっくり書く暇もなく、ここまで過ごしてしまいました。

 が、おかげさまで、発売から半月、予想を超えるたくさんの反響があり、ご愛読いただいている皆様へは心から感謝、です。素晴らしい作品だという確信はあるのですが、ぼくがよいと思うものが多くの人に受け容れられるかというと… 正直、不安が大きくて。
 でもふたを開けてみると… ぼくが夏にこの作品を「発見」したときの感触は、読む人にはしっかり伝わっているという気がしています。
 制作にかんする経緯は、数日前に完成したばかり(定期購読の皆様へは発送中、もうそろそろつくころかな?)『アフリカ』第24号(2015年1月号)に少し書いています。
 12/13に、『からすのチーズ』を先行販売したときに、販売ブースに子どもたちがやってきて、絵本を手にとって楽しそうにしているのを見て、なんかね、涙が出そうでした。しかしね、じつはこの絵本、大人が読んでもすごくいいです。大人にこそ読んでほしい、という気すらしています。

 スペシャル・セットは、みんな買ってくださっているので、もしかしたら売り切れが近いかも。欲しいと思っている方は、ぜひお急ぎください。

 今年は、いろんな意味で、とてもとても大きな飛躍の一年になったかもしれません。ま、そんなことや、あんなことも、年が変わってから、ゆっくり書くことにいたしましょう。いやー、今年もつかれたなー。お正月くらい、少しはのんびりしようと思います。今月、また毎日書いている「道草のススメ」は、1月もつづきます。『アフリカ』は1月号だものね。「プロモーション」と称して今回はもうひと月、書きます。

 来年もひきつづき、よろしくお願いします。よいお年を。