2013年10月21日月曜日

「自転車号」

 「もっと高みへ行こう」として伸びる人も、もちろんいると思う。僕はそれをしないだけの話で。競争しない。自分のペースで走るだけ。無理して走るとガタがくるから、長い一生を走りきれないと思う。ペースを崩して無理に頑張るのは、精神衛生上も良くない。(中村好文)

 ご無沙汰してます。という気がしないのですが、気づけば、もう秋ですね。『アフリカ』最新号、1ヶ月遅れで、できました。


 「自転車号」。今回は人から言われる前に、自分で言っちゃいますけど…


 2冊、こうやって並べたら、1枚の絵になります。2冊買えと言っているわけではありませんヨ(笑)。

 目次は、少し前に「オール・アバウト・アフリカンナイト」のほうにアップしています。詳細は、もう少し、時間をおいて書くことにします。道草の家にも、昨日、印刷・製本所から届いたばかりで、できたてホヤホヤなんです。まずは、いつも楽しみにしてくださっている皆さんにお届けします。

 『アフリカ』、今回で21冊目です。よくぞここまできた…という気はまったくしないもんですね。相も変わらず「いつも通り」にたたずんでいる感じで…。
 編集・発行人のなかでは、いろんな邪念も渦まいて…こなかったと言えば噓になりそうですが、いろいろ余裕のなかったのが、逆によかったのかもしれません。余裕があったら考えてしまってつづかなかったかもしれません。
 そんなことが、ふと頭のなかをよぎったとき、久しぶりにこの本をめくってみたくなりました。


 冒頭でひいた中村好文さんの言葉は、この本から。奈良での「自分の仕事を考える3日間」の最終回を一冊にしたもの(というか何というか。ぜひ読んでみてください)。あれから、もうすぐ3年がたちますけど、この本を手にとると、なんだか、あのときの空気が自分の体のまわりに蘇ってきて、気持ちが明るくなり、力が出てくる気がします。

 今年は、『アフリカ』も、ほかのことにかんしても、思い通りにいかないことの連続で(でも、よく考えたら、今年だけじゃなくて、ずっとそうだった?)、でも、思い通りにいかないということは、最近、何事かを思い通りにいかせようという気持ちがぼくに強かったのかもしれないし、思い通りにいかなかったことで、逆に楽しんでいます。
 ウェブでのことにかんしては、毎日更新だった「道草のススメ」をやめたのは大きかった気がします。でも、毎日ちょっとずつ書くというほうが、やっぱり楽ですね。たまに書こうとしても、なかなか腰が上がらないから。
 道草の家のサイト、『アフリカ』のサイト、そしてこのブログと、相変わらずとっ散らかっている感じで、それらと、これから考えていることを、1か所に集めて動き出すことができないか…、「力」は、散在させるより、1か所に集めたほうが、より威力を発揮できそうですからね…、と、目下、模索中です。

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